煙草と環境問題はどう関係する?国内だけで年間500億本以上の煙草がポイ捨てされてる!?

今、世界中一人ひとりに問われている、「環境問題」

今現在、世界中で環境問題について考える時代になりました。

日本でも、レジ袋を全て有料化する方針を決めました。

世界では、使い捨てのプラスチックをなるべく減らそうと

  • 使い捨てのストロー・スプーンを廃止
  • 食品の量り売り
  • レジ袋の製造・輸入・使用・販売を禁止

といった環境汚染対策を実施しています。

また車の排気ガスなど、地球温暖化の原因と言われており、脱ガソリンの動きが広まっています。

そのため、電気自動車が普及する世の中になるかもしれません。

 

この他にも沢山の対策活動が行われています。

今世界ではどんどん環境に対して、厳しい眼差しを向けていることは、間違いない事実でしょう。

環境汚染に直結するものと言えば、やはりペットボトルや缶・排気ガス・工場の煙突から立ち昇る煙などがすぐにイメージ出来ますが、煙草も環境に大きな影響を及ぼしています。

では、煙草は環境にどのような影響を及ぼしているのか?考察していきましょう。

 

煙草は環境に対してどのような影響を及ぼしているのか?

 

煙草を製造する過程で起きる悪影響

煙草の葉っぱは、とても鮮やかな緑色をしています。

収穫前の煙草の葉っぱです。おひたしにでもしたら、とても美味しそうですね(笑)

しかし煙草は、この葉っぱを紙で巻いて出来上がり!

という訳ではありません。

煙草として売るためには、この葉を乾燥させないといけません。

乾燥させると、このような吸える状態の葉っぱになります。

では乾燥させるためには、自然乾燥?

いえいえ。それでは時間がかかりすぎます。

では、乾燥機を使いましょうか?

いえいえ。それではコストがかかります。

 

では、どのような乾燥方法が安くて早く仕上がるのでしょうか?

その方法が、木材を使うことです。

木材を薪にし、その薪を燃やして乾燥させるのです。

もちろん木材は、伐採した木材を使用。

 

煙草の葉っぱ1kgを乾燥させるためには、なんと10kgもの薪が必要なのです。

そのため全世界で年間で伐採される木材の6分の1は、煙草によって消費されているのです。

毎年毎年森林の数は、減っている現状。次いで、煙草本体の巻き紙や煙草のパッケージなどは、実は伐採した「木材」から出来ています。

このように今日では、煙草のために森林を伐採しています。

 

土壌にも悪影響

煙草は非常に虫に弱く、あっという間に齧られてダメになってしまいます。

そこで、煙草の葉っぱを栽培する上で絶対に必要なのが、農薬です。

農薬と言っても、我々が普段食べている野菜や果物に使う農薬ではありません。

発展途上国(インドネシア・インド・ジンバブエ)などでは、先進国が使用禁止にしている農薬を沢山使っています。

そのため、煙草の栽培に携わる人の手に悪影響が出るのはもちろん。

土壌にも農薬が奥深くまで浸透し、土壌汚染の原因となっているのです。

 

煙草をポイ捨てした時の悪影響

では次に、煙草の吸殻をポイ捨てしたときの悪影響について考察していきましょう。

 

煙草のポイ捨てをしたことはありますか?

「タバコのポイ捨て」をしたことはありますか?

絶対に一度はありますよね。

かくいう私も、何十回何百回と煙草のポイ捨てをしたことはあります。

「みんなやってるし、いいよね」という感覚でポイ捨てをしていました。

そんな感覚でポイ捨てをしている人も、多いと言えるでしょう。

 

世界の1年間のポイ捨て本数

煙草のポイ捨て本数はどれくらいなのか気になったことはありませんか?

世界全体で毎年、6兆本ものタバコの吸い殻が生まれます。

6兆本の煙草の内、4兆5000億本ものタバコがポイ捨てされています!

※1秒間に13万本以上も捨てられている計算になります。

全体の半分どころか、3分の2以上もポイ捨てされているのが現状です。

※ちなみに我が国日本では、500~600億本がポイ捨てされていると言われています。

 

煙草をポイ捨てした場合の環境汚染メカニズム

どのようなメカニズムで環境汚染に繋がっているのでしょうか。

煙草の吸殻は紙で出来ているため、雨によって流されたり、少し風が吹いただけで吹き飛ばされてしまいます。

そしてそのまま側溝に落ちます。側溝に流れている水は河川に繋がっているため、

河川にポイ捨てされた煙草の吸殻が到着します。

そして河川の水は、海に流れていきます。

吸殻は海まで流れていき、海洋汚染の原因となるのです。

海のゴミと言えば、何をイメージするでしょうか。

やはりレジ袋や缶。ペットボトルなどが思いつくかと思います。

しかし最も多いゴミはなんと、煙草の吸殻なのです…。

こちらのグラフをご覧ください。

なんとペットボトルの2倍の量が捨てられているのです!

更に煙草は厄介なことに、水に溶けだす成分が沢山入っているので、海の水そのものを汚染する原因となります。

  • ニコチン
  • タール
  • 重金属
  • ヒ素
  • 農薬

などといった薬物が水に溶け込み、海の水を汚します。

煙草のポイ捨ては確実に海洋を汚染します。

海の生態系を破壊し、いつか私たちの生活にも悪影響を及ぼします。

全世界が嫌煙運動に勤しむのは、わたしたち人々の健康を害するだけでなく

「環境汚染の原因にもなっているから」 という理由もあるのです。

私たちは、煙草に関係なく環境について今一度考える必要性があります。

禁煙というのは健康だけではなく、環境にも多大な恩恵を与えるのです。

 

まとめ

  • 煙草を製造する過程で、環境破壊は始まっている。
  • 海洋ゴミのなかで最も多いゴミは、煙草の吸殻である。
  • 煙草は水に溶けだす成分が沢山入っており、水そのものを汚染する。
  • 世界が嫌煙運動を実施しているのは、環境破壊の意味もある

 

余談 環境先進国と言われるドイツは、煙草のポイ捨てをするのか?

環境先進国と言われているドイツでは、一人ひとりが環境に対する意識が非常に高いことで有名ですよね。

「ドイツ連邦共和国基本法」と言われる憲法の中で、このようなことが書いています。

「次世代に繋がる自然を守る責任がある。」

ドイツの国民は、この憲法の規律を大切に守ります。

そのためドイツでは、以下のような環境配慮に着目しています。

  • 使い捨てプラスチック容器の禁止
  • 2050年までのガソリン・ディーゼル車禁止
  • 屋上緑化運動
  • 脱原発を行い、太陽光パネル・風力発電を中心としたエネルギー開発
  • 幼少期からの環境教育
  • 独自のリサイクルシステム (4コナーシステム)

他にも沢山あります。

このようにドイツでは環境に対して高い意識を持っています。

しかし、ドイツでも煙草のポイ捨ては当たり前です。

「ドイツは環境に厳しい国」というイメージが強かった人も多いと思います。

それ故に煙草のポイ捨てをすると聞くと、ちょっと意外かもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。