煙草を吸うと認知症リスクが増加?なぜ煙草を吸うと認知症リスクが上がるのか?

認知症になる原因と最も患者数が多い国

認知症とは、加齢によって脳細胞の壊死や萎縮。あるいは脳卒中の後遺症として発症する病気です。

 

実は認知症患者が最も多い国が、我が国日本です。

認知症は基本的に高齢者が多い国だと、患者数が多くなる傾向にあります。

そのため先ほど書いた通り加齢が原因の病気になりますので、日本が1位なのでしょう。

 

なんと日本では、65歳以上の6人に1人は認知症になっているという恐ろしいデータがあります。

この状態で行けば、5人に1人。4人に1人…と更に患者数が確実に増えるでしょう。

また、少子高齢化社会というのも原因でしょう。

 

認知症になると、どうなる?

認知症になってしまうと、以下のような症状があります。

記憶障害

同じことを短時間の内に何回も聞いてしまったり、数分前や数時間前にあった出来事ですら忘れてしまいます。またちょっとした物から、大事な物に関係なく無くしてしまい、いつも何かを探している状態になってしまいます。

 

日常生活上での支障

普段当たり前のように行ってきたことが、いきなり出来なくなってしまいます。

掃除や洗濯、料理などといった家事から、料理の食べ方・入浴の仕方など

忘れるようなことでもないことを忘れてしまい、出来なくなってしまいます。

 

認知症特有の行動と心理

今まで大好きだった趣味や好きなことに急に冷めてしまい、興味を示さなくなってしまったり、どうでもよくなったりします。

また、すぐにイライラしたり興奮して暴れるような行動を取ります。

誰もいないのにも関わらず、誰かがいると思いこむ(幻想)

不安や寂しさ・ストレスなどが原因で、深夜に回りをうろつくようになる(徘徊)

 

煙草を吸うと、認知症リスクが約3倍も増加!

こちらをご覧ください。40代から60代まで煙草を吸い続けた場合の認知症リスクです。

なんと、煙草を吸うと認知症になるリスクが3倍にも跳ね上がります。

ではなぜ煙草を吸うと、認知症リスクが上がるのでしょうか?

考察していきましょう。

 

煙草は脳の血管を劣化させ、衰えさせる。

先ほど書いた通り、認知症の原因は脳細胞の壊死や萎縮が原因と書きました。

煙草に含まれるニコチンは、血流を滞らせる効果があります。

すると脳に充分な栄養と酸素を送ることが出来なくなってしまいます。

更に血流が悪くなると、血管が固くなります(動脈硬化)

動脈硬化+血流の滞りによる酸素と栄養不足=脳細胞破壊

という式が完成します。

喫煙という行為は1日に1度や2度だけではなく、何回も何十回も行います。

そのたびに脳に関わらず全身の血管を固くさせ、劣化させている原因になっているのです。

また血管が悪くなることは、脳の萎縮の原因にもなっています。

こちらの画像をご覧ください。

赤い部分が、血流ですね。喫煙前と喫煙後の写真を比べると一目瞭然。

喫煙後は明らかに赤い部分が減っているのが分かります。

これを何年何十年も繰り返し行ってしまえば、脳が委縮し小さくなるのも当然です。

 

更に興味深い記事もありました。

こちらをご覧ください。

たばこは脳にダメージを与える 喫煙が「大脳皮質」の薄化を促進

大脳皮質は、大脳表面にある厚さ数ミリの神経細胞の層で、記憶、言語、認識といった重要な認知機能が行なわれている部位だ。大脳皮質は加齢に伴い薄くなることが知られている。

研究には、認知症ではない平均年齢72.7歳の高齢者約500人(男性244人、女性260人)が参加した。参加者は60年前の1947年に認知能力テストを受けていた。研究チームは、参加者の脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で検査し、大脳皮質の厚さと喫煙歴の関係を解析した。

すると、大脳皮質は「たばこを吸ったことがない人」「かつて吸っていたが禁煙した人」「喫煙を継続している人」の順に薄くなる傾向がみられた。

「たばこを吸う人は、吸わない人に比べ、大脳皮質が薄くなっていることが判明しました。大脳皮質の減少は、認知能力の低下につながります。また、禁煙をすれば、大脳皮質が回復する傾向が示されました」と、マギル大学のシャリーフ カラマ氏(精神医学)は言う。

たばこは脳にダメージを与える 喫煙が「大脳皮質」の薄化を促進

煙草を吸うだけで、認知症になってしまうリスクが約3倍にも跳ね上がるのです。

 

認知症を、どのような病気と捉えるか?

ここまで簡単に認知症という病気についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

普通に考えたら、恐ろしい病気ではないでしょうか?

認知症になってしまい、日常生活を行えない。となってしまった場合、誰かに手助けしてもらわないと、生活が出来ない状態になってしまいます。

日常生活が出来ないならまだしも、患者がイライラして物を投げてきたり、何もかも忘れてしまったりすると、支える親族の方達にとっても大きなストレスになるでしょう。

親族に迷惑をかけることは、やっぱりしたくありませんよね。

認知症になってしまった自分を想像してみましょう。

絶対になりたくないですよね。

 

まとめ

  • 喫煙によって認知症リスクは約3倍にも跳ね上がる!
  • 認知症になってしまったら、1人で生活は出来なくなる。
  • 認知症は患者数が多い上に痛みなどはないが、実はとても恐ろしい病気であることを理解しよう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。