タバコ病と言われるCOPD。実はとんでもなく怖い病気だった!?

COPDという病気をご存知でしょうか?

喫煙者の方ならば、一度は聞いたことがある病気かもしれません。

COPDとは、慢性閉塞性肺疾患と言われる病気です。

この病名を英語で表した場合、

Chronic Obstructive Pulmonary Disease

Chronic 慢性 Obstructive 閉塞性 Pulmonary 肺 Disease 疾患

それぞれの頭文字を取った病名です。

 

実はこのCOPD。

発症する原因の90%以上が喫煙と言われている

ほぼ喫煙者限定の病気ということです。

 

2018年に亡くなった、笑点などで活躍した桂歌丸さん。

西部警察や仁義映画で有名だった、渡哲也さん。

そんな二人も、COPDによって亡くなっています。

 

ですがCOPDと聞いてもいまいちピンと来ない方もいらっしゃるかと思いますし

肺の病気だということは理解できても、どのような症状なのかを知っている方はまだ少ないかもしれません。

 

今回は、COPDという病気についてご紹介致します。

 

COPDってどんな病気?

 

呼吸がしづらくなったり、末期には出来なくなる病気

一言でいうと、呼吸が出来なくなる病気です。

ではなぜ呼吸が出来なくなるのでしょうか?

肺胞という器官がカギを握る。

肺には、肺胞という組織がたくさん存在します。その数なんと3億個とも言われています。

肺胞という組織は、我々が生まれてから死ぬまで一生行う「呼吸」

を担っている非常に大切な器官です。

私たちが呼吸した時、取り込んだ酸素と二酸化炭素をいったん肺胞という場所に取り込みます。

 

そこで酸素を肺胞の周りにある毛細血管がキャッチし、体全体に酸素を送り込んでいるのです。

そして体に必要のない二酸化炭素ですが、二酸化炭素も同程度血液に吸収しています。

ですが血液が循環する中で二酸化炭素は肺胞にまた戻り、息を吐いた時に排出される仕組みになっているのです。

 

肺胞はいわゆるガス交換を行っている器官です。

そのため、肺胞がないと人間は呼吸出来なくなります。

 

喫煙を行うことで肺胞はどうなるのか?

長年喫煙を行うと、肺胞に繋がっている気管支に痰が詰まります。

痰が詰まると気管支は狭くなり、取り込むことが出来る酸素の量が減少してしまいます。

更に気管支が狭くなると

今度は体にとって必要のない二酸化炭素の排出が困難になります。

そのため、呼吸が出来なくなってしまうのです。

 

肺胞は完全に空気を抜き出すことが出来なくなり、ガスの交換が上手く出来ない状態になってしまいました。

つまり、肺胞は空気をずっと含んでいる状態となってしまいます。

すると、今度は肺胞が膨張している状態を保ち続けます。長時間肺胞が膨張すると…

肺胞壁が壊れてしまいます。

肺胞壁とは肺胞の周りに存在している器官であり、大量の毛細血管が存在します。

肺胞が膨張していくと、肺胞壁を圧迫する原因となってしまい、細胞壁を壊します。

先ほど前述に書いたように、細胞壁には沢山の毛細血管が存在しており

毛細血管は酸素を運ぶ重要な役割を担っています。

つまりこの細胞壁が壊れてしまうと、酸素を血液中に供給出来なくなる

ということです。

 

上手く酸素を取り込むことも出来ず…

二酸化炭素の排出も上手くいかず…

その上肺胞壁までもが圧迫され負担がかかってしまうと

人間は酸素を取り込めない状態になってしまうのです。

血液中の酸素濃度が低くなると…

  • 頭痛
  • めまい
  • 息切れ
  • 判断力の低

といった症状が出てきます。

脳にとって酸素が少ない状態は、体全体にとって死活問題です。

酸素が少ないと脳が上手く働かないため、体を動かすことも困難になってくるでしょう。

 

COPDはなぜ怖い? 怖いと言われる3つの理由

 

その1  気づくことが出来ない

COPDの初期症状は、咳や痰から始まります。

しかし咳が出たり痰が出るのは、煙草を吸っている以上出る物だと思いますよね。

 

中度症状はというと運動した時の息切れを感じたりするだけです。

これも煙草を吸っている以上、非喫煙者よりも息切れを感じやすくなったりするものだと思いますよね?

「老化が原因だろうな~」「ちょっと今日は煙草吸いすぎたかな~」

と不安になりつつあるも、知らず知らずの内に煙草を吸い続けてしまう。

すると、最終的に重度のCOPDを患ってしまう結果になるのです。

COPDは生活に支障をきたさないレベルで初期症状が始まり、知らず知らずの内に重篤化する肺の病気なのです。

そのため、このような悪循環のサイクルを辿ってしまうのです。

このようなサイクルにハマってしまったら、もう終わりかもしれません。

 

シンプルに苦しい。

肺胞がダメになってしまうと、もちろん「呼吸」をすることが出来なくなってしまいます。

何気なくやってる呼吸ですが、私たちが生きていく上で絶対に必要です。

この何気なく行ってきた呼吸が出来なくなってしまうのです。

シンプルであるが故に、苦しい病気ではありませんか。

息を止めてたり、取り込む空気の量を少なくしてみれば、この苦しみがよく分かります。

「ずっと水に溺れている」

そんな感覚とも似ている病気なのです。

COPDは合併症をも引き起こす

こちらの画像をご覧ください。

肺胞と関係のある肺がんや肺炎はもちろんですが、様々な合併症を引き起こすと言われています。

COPDとは、肺だけの病気ではなく体全体の病気なのです。

煙草を何十年も吸っている方で、この中のどれかに当てはまる病気があるのであれば、もしかしたらCOPDの可能性があります。

一度、ご確認してみることをお勧めします。

 

まとめ

  • COPDは、肺胞を完全に破壊し呼吸が出来なくなる恐ろしい病気。
  • COPDの原因は、煙草が9割。
  • 食い止めるには、禁煙以外に道はない!
  • ゆっくりと進行していくため、本人はなかなか気づかない。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。